2008年4月11日

定食屋

近場に、定食屋がある。敢えて店の名前は伏せる 。何故なら、恐ろしくまずいからだ。

私は一度行っただけなので、その後、心を改めて精進し著しく腕を上げていたら、申し訳ないのだが、その気配は感じられない。

その一度の経験を話そう。間口二間程で、昔は、白い暖簾だったのだろうが、現在は灰色に近い。触りたくは無いが、触らなければ入れないので触る面積を出来るだけ小さくして、入る。店内は雑然としていて清潔感に乏しい、お定まりのようにテーブルには透明のビニールシートが張ってある。触れると、手にべたつき、不愉快だ。端の席にいかにも常連と思われる客がいる。見た感じでものを言うのはいけないことだけれど、上品な私とは、正反対のタイプだ。 それはともかく、注文をする「天ざる定食」と言うと、間髪をいれず、「はいどうぞ!」と出てきた。手際が良すぎる、まあそれは我慢しよう、遅いよりも未だ良い。 天麩羅とざる蕎麦、かつ丼だ。天麩羅はべたべただし、蕎麦は柳腰だ。かつ丼は私が作ったほうがまだ良い。どうしたらこれ程凄い物が出来るのか?調理場を覗いてみたい。たぶん常連は何を注文すれば、不愉快にならずに帰宅できるかを知っているのだろう。 私は二度と行かないので、残念ながら常連への道は閉ざされてしまった。 どうしてもその店に行ってみたいという命知らず方がいれば、ご案内するのは吝かではない。但し、そのことで起こる苦情については一切受け付けない。 日本全国まずい店ランキングでも上位に来るであろうことは、「間違い無い!!」 ちょっと古いか?



▲ページトップに戻る