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実践編2
引き続き「家庭用パン発酵器」です。
自転車での帰宅途中でした。
家庭用パン発酵器の開発を仰せつかってから、2週間はたっていた頃のことです。
自転車での帰宅途中、ブロー成形でやれば、すべてうまくいくのでは!
とひらめいたのです。
何はともあれ、実物でご説明いたします。
部品点数は4点です。
ご覧の通り、簡単に組立て分解が出来ます。このような家庭用発酵器は今までになかったものです。
①容易に組立て分解が出来ること・・・を実現しています。
ポリスチレンに、ポリプロピレンを加えることによりヒンジ機能を持たせることに成功しているのです。
②軽いこと
ヒーター、電子部品以外をすべて、プラスチックにすることで、軽さを実現しています。
③目標コストを守ること
様々な工夫によってコストの削減を実現しました。細かくは後ほど説明します。
④温度が均一であること
ブロー成形によりすべての壁は空気の断熱層があり、内壁対流方式の採用により均一性と、温度コントロールが正確になったことです。
左の画像は最も普及していた家庭用パン発酵器(昭和のファンシーケースのような構造でした。正面は透明のビニール、枠組みはステンレスの棒で作られていました。)です。
私の開発した家庭用パン発酵器はすべての面で、競合機をしのいでいました。温度コントロールの圧倒的な正確さ、組み立ての容易さ、リーズナブルな価格、特に初心者の生徒さんに、支持を受けていきました。そして、NHKの朝の情報番組、「まちかど情報室」に取り上げられることとなったのです。
本日はここまでとします。次回は、ひらめきから、課題実現に向けたブレイクスルーの仕方についてお話しいたします。何しろ、ここから、2つの特許と、1つのノウハウをものにしたのですから!乞うご期待!
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